メタ解析:複数の尺度を統合したい場合
同じモノを測定しているけど、違う尺度で測っている結果を統合したい。
ということで、復習がてら。
複数の研究結果から effect size を統合する手法(1)
上のHPでは「Effect size」が出てくる。
「測定単位には無関係で,標準化された効果の大きさ」として表現されている。
分母が結構ややこしくて、対照群と介入群の両者を用いてSDを計算している。
9.2.3.2 The standardized mean difference
ところで、Cochraneでは同様のものが「Standardized mean difference(SMD)」として記載されており、
自分は最初にそれを認識した。
違うものなのか、文化が違うところで呼び方が違うだけなのか、と思ったところ、
上のCochrane handbookに「基本的に一緒」と書いてあった。歴史的に、特に社会科学系のメタアナリシスでよく使われたtermであると。
CochraneではSMDの呼称を推奨。
ここだと、termとしてはSMDが使われていて、分母は「対照群の標準偏差」となっている。
Cochraneだと、分母は「両群から統合された標準偏差」となっているので、そっちを使うべきか。
まあでも、これで一応やり方は分かるので、コード書くなり、Revmanに放り込むなりできる。